2009年5月16日(土) 晴れ
5月14日(木)、昼間は、八千代ゴルフクラブで、大学時代の同級生グループのゴルフコンペに久し振りに出て、ブービーになり、賞品をごっそり貰うことになった。スコアにがっくりしたり、賞品をごっそり貰える事になり喜んだ一日であったが、夕方は、日本橋で、元勤務していた会社のハイキングクラブという山とスキーの同好会のOB会に出た。 会の主題は、一年前の3月末、八方尾根のスキー場で転倒し、アイスバーンで背部を強打し、全く身動きできなくなりヘリコプターで松本の病院に緊急搬送されて入院、応急手当を受け、その後、東京のリハビリテーションの専門病院に転院し、昨年9月に退院したT君の快気祝いであった。T君は同好会の後輩で、スキーは指導員の腕前であったが、一瞬の油断で首から下は全く感覚が無いという重傷を負う事になった。事故直後、左足の親指の先だけが、一本の糸で繋がっている感じであったそうである。足の親指の先に感覚があることを救急隊員に告げると、それでは、完治する可能性があると告げられ、一筋に光明を見出した感じだったとの事である。 T君が東京の病院に転院した4月中旬、本人から電話があったので、さっそく見舞いに行った。たまたま院長は、大学の助教授時代に、メーカー会の講師をお願いしたりしてお付き合いがあったので、T君に会う前にご挨拶し、レントゲン写真をはじめ、医学的な所見を詳細伺い、宜しくお願いして、後は、本人のリハビリに対する努力を見守ることにした。奥さんの話では、事故の当初は、一生、寝たきりの看護を覚悟したとのことであったが、幸い、背部を強打したが、脊椎骨に損傷は無く、脊髄神経が背部の強打でショックを受けた為に機能不能になった状態で、切断、破壊は無かった事が幸いし、鋭意リハビリを続けることで、9月には杖をついているが、自分の足で歩き退院することが出来た。退院後、同じ様なスキー骨折経験者2名と合同で、新宿で集まり、取り敢えずの快気祝いをしたが、左足を引きずり、左手は完全ではないが使える状態で、不幸中の幸いとお祝いを申し上げた。一昨日の状態は、その後もリハビリを続けているお陰で、確実に改善されていた。
彼の場合は非常に幸運に恵まれたことになるが、奥さんから、最大限に感謝されたのは、病院が院長の指示で、5ヶ月の入院を特別に認めてくれたということであった。現在の健康保険の規定では、3ケ月で退院させられ、リハビリも症例ごとに期間が区切られている。結果、ちまたには、片足を引きずり、片手を使えない身体障害者が、数多く見られるような状態になっている。リハビリ難民という言葉さえ聞かれる。本人の自助努力もあろうが、医療政策が身体障害者を量産しているのが、日本の医療の現状である。リハビリは続ければ続けるだけの効果があるという実例を見て、非常に、喜ばしいとともに、これで日本の医療政策は良い筈は無いと痛感した一日であった。

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